SIMフリースマホって良く聞くけど、いったいどんなものなの?
普通のスマホと何が違うの?
そんな疑問をお持ちの方もいるでしょう。
前回の記事はメリットとデメリットを記載しましたが、今回はさらに基礎的な部分を説明していきます。
この記事を見たらSIMフリースマホの全体像が把握できると思いますよ。
SIMフリーとは
スマホを持っている方にはもれなく電話番号が与えられますよね?
この電話番号を記録しているのがSIMカードになります。
こんなカードを見たことありませんか?
実はクレジットカードやキャッシュカードなどにも埋め込まれています。
電話番号だけでなく、住所や通話履歴なども記録できるようになっています。
つまりあなたのスマホに入っている情報を記録しているのはこのSIMカードになります。
このSIMカードをスマホに挿入するとスマホが使えるようになります。
したがって違うスマホにこのSIMカードを挿入すると電話番号を引き継いだまま違うスマホが使用できるようになるのです。
言ってみればパソコンのUSBやプレーステーションのメモリーカードのようなものだと思っていただければ分かりやすいと思います。
photo credit: Mitsubishi G310 Trium GSM SIM card via photopin (license)
現状は甘くない
ここまで読むとスマホの機種だけ変えて、SIMカードを入れ替えて使いまわしたらいいのか~。
と思うかもしれませんが、現実は甘くありません。
docomoやauやsoftbankを3大キャリアと呼びますが、3大キャリアはSIMロックをかけています。
つまり、docomoのスマホのSIMカードを抜いてauのスマホに挿入しても使えるようにはなりません。
これは他のキャリアにユーザーが流れないようにするためにロックをかけているのです。
そして3大キャリアの契約には2年縛りがあります。
これも顧客を逃がさないための戦略なのです。
SIMフリーの定義
SIMカードについてはこのような制約がありますが、SIMにロックがかかっていないものがSIMフリーということです。
SIMフリーとは3大キャリアと契約せずにスマホを使うことができるサービスなのです。
つまり2年縛りなどなく自由にスマホを変えることができます。
格安SIMの種類
格安SIMには種類があります。
用途に合わせてSIMを選んでいくわけですが、まずはどんな種類のSIMがあるのか把握していきましょう。
データ通信専用SIM
文字通り、データ通信専用になりますので電話はできません。
WEBの閲覧やメールのみの使用となります。
しかしIP電話は使用することが可能です。
電話が出来ないということなので、090~や080~の電話番号はもちろん付与されません。
基本的にWEBの閲覧やメールしか使用しないという人向けのSIMです。
SMS対応SIM
SMSとはショートメッセージサービスのことです。
電話番号に直接、70文字以内のショートメッセージを送ることが可能になります。
データ通信専用SIMにSMSが付与されたタイプのSIMです。
音声機能付きSIM
上の2つの機能にさらに、電話番号が付与されたSIMになります。
現在使用している電話番号を引き継ぐことも可能です。
このタイプのSIMは普通に使っているスマホとなんら変わりのないものとなります。
どのようなスマホで格安SIMを使うことができるのか
これが一番気になるところかもしれません。
docomo回線を使用したSIMならばdocomoのスマホで使えますし、au回線を使用したスマホならauのスマホで使用することが可能です。
docomoのスマホを使っているのであればSIMロックを解除せずに使うことが可能です。
しかし、ソフトバンクはdocomoと同じ回線を使っているのですが、SIMロックを解除する必要があります。
ちなみにiphoneはSIMロック解除不可となっております。
もしiphoneで格安SIMを使いたいのであれば、SIMフリーiphoneを購入するしかありません。
SIMロック版より値段は高くなります。
もちろんSIMフリースマホを購入して使うことも可能です。ASUAなどのスマホはSIMフリーですので、このようなスマホを購入して格安SIMを使うことも可能になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SIMフリーとはどんなものなのかお分かりいただけましたでしょうか。
SIMフリースマホは使い方によっては節約になりますし、海外によく行く人は重宝することでしょう。
安く出来るものは安くできるように、必要なものを見極めなければなりません。
あなたのライフスタイルにあったプランを導入してみてはいかがでしょうか。