SIMフリースマホの導入を考えている人でどのMVNO会社と契約しようか悩んでいる人は多いと思います。
サービスがいろいろありすぎて情報が溢れかえっています。
この情報がいろいろとあるせいでSIMフリースマホの導入を諦めてしまった人、設定の仕方がわからずに諦めてしまった人はもう一度しっかりと必要な情報だけを取り入れていきましょう。
基礎がわかればあとは用途に合わせて比較するだけです。
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MVNO会社とは
MVNOは仮想移動体サービス事業者と呼ばれています。
え?何?最初から意味わかんないですけど。。。
あ~なるほどね~。
となる人はほとんどいないでしょう。
仮想移動体サービス事業者と聞いて日本語でも意味がわかりません。
MVNOとは日本語にしたら仮想移動体サービス事業者と訳すと思っていただければいいです。
意味が分かっても分からなくても関係ありませんから。
三大キャリア(docomo,au,softbank)は専用の通信回線を持っています。
あえて言うのであれば3大キャリアしか通信回線は持っていません。
MVNO会社は3大キャリアから回線を借りて事業を行っているのです。
分かりやすく例えてみた
3大キャリアは言ってみれば地主さんです。
その所有している土地でリンゴを育てて販売しています。
リンゴは3大キャリアでしか売っていないとても美味しい食べ物です。
しかし3大キャリアはリンゴを一度買ったら、2年間は必ず買い続けなければならないという制約を設けています。
つまりお客さんはリンゴが食べたければ2年間は買い続けなければならないのです。
これが3大キャリアでスマホを契約するときの2年縛りです。
1ヶ月に一度だけリンゴを売ってくれるのですが、量は決められています。
1ヶ月にリンゴを30個しか食べない人にも100個セットでの販売しか行っていないのです。
この1ヶ月にリンゴを30個しか食べない人は、余計な70個まで買わされてしまうのです。
もったいないですね。。。
「1ヶ月にリンゴを100個以上食べる人には追加でリンゴをあげますよ~もちろんリンゴ100個の値段でいいですよ~」というサービスも行っています。
これがカケ放題やデータ定額パックです。
もちろん1ヶ月にリンゴを100個以上食べる人にはベストな買い物なのですが、30個や20個の人からしたらお金の無駄遣いですね。
そこで現れたのがMVNO会社です。
MVNO会社は地主さんからリンゴを大量に購入します。
そして、そのリンゴをお客さんが1ヶ月に必要な個数だけ売ります。
その分、少し痛んでいるリンゴでも我慢してね~。
これが通信速度制限や使用データ制限です。
今までリンゴを食べるのに必要のないリンゴまで買わされていたお客さんが、MVNO会社によって必要なだけ購入することができるようになりました。
さらに、2年契約もなくなり、いつでも契約解除できるようになりました。
めでたしめでたし~。
みたいな感じです。
厳密に言ったらメリット・デメリットがあり、SIMロックなど、もっと細かい制約などで違ってきますが、大まかに言うとこんな感じです。
イメージを理解して頂ければ大丈夫です。
MVNO会社をとてもいいように書いていますが、実際はデメリットもしっかりと存在します。デメリットに関してはこちらをご覧ください。
SIMカードの種類についてはこちらをご覧ください。
MVNO会社が格安SIMを提供できる理由
MVNO会社は通信回線を持っていませんので、回線管理にかかる費用がありません。
そして、実店舗を持っていませんので運営コストも3大キャリアに比べて安く抑えることが出来ます。その分、3大キャリアに比べてサポートの質が落ちることも懸念されます。
そして速度制限や使用データ制限などをしてコストを安く抑えているのです。
まとめ
現在ではいろいろなMVNO会社がいろいろなプランを儲けています。
このいろいろな情報が多くの人を混乱に招いている理由かもしれません。
これからいろいろなプランをご紹介していこうと思いますが、SIMフリースマホを導入しようと思っている人は必ずプラン吟味して導入を考えましょう。
そうしないと結局3大キャリアと変わらない値段で、しかも満足のいく使用ができなくなる可能性も大です。
用途に合わせて最適なプランを選ぶことを心がけてください。