電子書籍で本を読み始めてから本屋に行く回数は本当に減ってしまいました。
去年の6月あたりから電子書籍で本を読むようになりました。
電子書籍は非常に便利ですし、Kindleを持っていて絶対に損はありません。
そのくらい自信を持って本を読む人にはオススメできます。
電子書籍サイコー!!!!!!
ってね。
でもね、私は本屋に毎週行きます。
土日は基本的に家族で出かけることが多いので、そのついでに必ず寄ることにしています。
嫁も本が好きなので我が家の日課のようなものです。
電子書籍で本を読むのに本屋に行かなくてもいいじゃんって思うかもしれませんが、それは違います。
電子書籍で本を読むにしても本屋には絶対に行った方が良いです。
photo credit: Book store. via photopin (license)
私が週に1回本屋に行く理由
「なぜ本屋に行くの?」
「電子書籍で本読んでるのに?」
「意味なくね?」
私も電子書籍で本を読み始めた時はそう思ってました。
本屋に行かずに本が読めてしまうとか便利すぎ!
でもね。本屋には行った方が良いです。
出会いがある
確かに便利ではあるのですが、強烈に読みたい本が見当たらなくなりました。
電子書籍で本を読む際には必ず目当ての本があります。
その本をAmazon内で検索して購入という流れになります。
しかし、目当ての本がない場合はどうでしょう。
本が読みたいから何かしらの本を買いますか?
私は買いません。
電子書籍で本を読む前は本屋に行き、いろいろと物色した結果購入という流れにだったと思います。
電子書籍ではAmazonの売り上げランキングからどの本が人気なのかということはわかりますが、細かい内容まではわかりません。
しかし、本屋に行けば本をパラパラめくり内容を確かめることができます。
ここで思わぬ出会いがあるわけです。
別に買うつもりじゃなかったけど、面白そうだから読んでみようかなってね。
本来の本の楽しみかたってここにあるんじゃないかと思ってます。
本屋に行けば、気になるタイトルから内容を確認し、購入に至るケースは結構多いのですが、電子書籍ではまずそれがありません。
検索しなければ本は出てこないのです。
売れている本は目につくけれど、売れていなかったら目にとまりません。
しかし本屋ならば、売れていなくてもタイトルだけは目にとまる可能性が十分にあり得るわけです。
売れていない本でも自分にとってはものすごい有意義な内容であったという出会いがあるのです。
電子書籍ではそれが一切遮断されてしまいます。
これは機会の損失です。
便利さ故に大切な本当の出会いを失ってしまっているわけです。
本屋の店員が選んだオススメの本
本屋によっては店員が選んだオススメランキングやコメントがある場合があります。
これも非常に大切です。
知らない本でも誰かが良いって言っていたら多少なりとも気になるわけです。
電子書籍でもレビューという項目がありますが、そこにたどりつける本は圧倒的に少ないです。
基本的に売れ筋ランキングに入っていなかったら見る機会なんてないですね。
でも本屋ならば売れていなくても店員が良いと判断した本はオススメコーナーに置いてあったりします。
このコーナーに行くだけでも十分に価値はあるのです。
他の店舗に行けば、その店の店員が選んだコーナーがあるはずです。
ここでもまた出会いが生まれます。
ジャンル毎に把握したい
本屋に行けばいろいろなコーナーがあります。
例えば、iPhoneについて知りたいとします。
電子書籍で本を購入する場合は検索に「iPhone」と打ち込むはずです。
そうするとiPhoneについてまとめられた本がたくさん出てきます。
正直自分の知りたい内容の本がどれなのか見当もつきませんし、iPhoneについて書かれた本がどれくらいあるのかも判断がつきません。
しかし、本屋に行けばそのコーナーがあります。
iPhoneに関しての本はここからここまでなんだと視覚的にも理解ができるわけです。
そして、その本の中から自分が知りたい内容の本をパラパラめくって探すわけです。
これ電子書籍では不可能に近いです。
勘で本を購入するしかないのです。
まして参考書のような本の場合は絶対に本屋に行かなくてはなりません。
参考書のような本を買うのであればまず電子では買わないと思います。
電子書籍にはアンマッチが起こりやすいです。
紙の本が最高ってこと?
紙の本を買えと言っているわけではありません。
読むのには電子書籍の方が絶対に良いです。
利便性、目への負担を考えても電子書籍が圧勝です。
ただね、本を選ぶのには本屋に行った方が良いってこと。
自分でピンときた本に出会い、それが自分に本当に素晴らしい内容だった時に感動を覚えます。
自分で探した本というのは結構大切だったりします。
記憶に残りやすいのです。
CDではジャケ買いという言葉あります。
どんなアーティストなのか分からないけどジャケットがカッコイイから購入したといのがジャケ買いです。
本でもあります。
今では映画にもなり有名になってしまった作品ですが、この本は完全にジャケ買いでした。
発売された直後に本屋に並んでいたのをそのまま購入というしたという形です。
当時のジャケットは今のジャケットと違ってりんごにラッキーストライク(タバコ)が刺さってました。
これを見たときこのジャケットのセンスにやられ、内容もろくに見らずに購入しました。
電子書籍だったらそれはないです。
本を買おうと思って入ったのではなく、たまたまフラット本屋に立ち寄ったという気持ちと本屋の雰囲気がそうさせたのだと思います。
このように本屋には謎の魔力もあります。
人を吸い込むような雰囲気がやはり漂っています。
photo credit: Linotype Faces - Mergenthaler 1940 via photopin (license)
まとめ
本を読むなら電子書籍が良いです。
しかし、本屋には行きましょう。
私が電子書籍を読んできて思ったことです。
私は毎週家族で本屋に出かけますが、欲しいと思った本は電子で探します。
なければ紙で購入しますが、あれば迷わず電子で購入します。
読むのには電子書籍でないと不便さを感じるまでになりましたので、電子書籍の力は本当にすごいです。
これからも電子で読み続けますが、私が本屋に行かなくなることはないでしょう。