会社の飲み会と聞いてどういう感情を持つのだろうか。
ゆとり世代という言葉があるように飲み会を嫌う若者が増えてきたというではないか。
実際、飲みに誘われても上司に飲みに誘われたら行かざる得ないというのが会社の常識的なものがあったのですがね。
最近の若者でかたずけるのは申し訳ないが、以前に比べて飲みに行くということが少なくなってきたような気がする。
うまく同僚や後輩を誘うには、まず若者が飲み会を嫌がる理由を考えてみよう。
若者が飲み会を嫌がる理由と解決策
若者が上司や先輩と飲みに行かない理由
- 拘束時間が長い
- プライベートと仕事はわけたい
- お酌など気を使いたくない
- 酒癖が悪い人とは飲みたくない
- その人に魅力がない
だいたいこのようなところだろう。一つ一つ理由を攻略していくことにする。
拘束時間が長い。
これについては、時間を区切れば問題はない。
一次会だけということで時間を2時間なら2時間とあらかじめ決めてしまうのだ。
そうすることで、安心して飲み会に来るかもしれない。
誰しも無理やり夜遅くまで付き合わされるのは嫌ですからね。
とにかく無理やり二次会に連れて行かないこと、そして二次会に行かないからといって文句を言わない、一次会の時間を無理やり伸ばさないことが大切だ。
しっかりと時間を決めて解散することが出来れば、信頼も得られ、次の飲み会にも参加してくれるかもしない。
プライベートと仕事はわけたい。
これに関しては人の感覚的な問題であるのでどうしようもないって言ってしまったらどうしようもないのだが、解決策を考えてみようではないか。
プライベートと仕事はわけたいという理由のため、かなり厳しいのだが、仕事の話を飲みながらするという名目を使うしかない。
しかし、これだと嫌われる可能性が高いので、仕事の打ち上げ的なニュアンスにしてしまえばいいのだ。
しかも主役を若者にしてしまって、その若者のために打ち上げをするという名目を作るのだ。これなら断られることもあまりないだろう。
この際もしっかりと時間を決めて行くのがベストだと言える。
お酌など気を使いたくない。
これは、簡単である。ボトルを入れなければ良いのだ。
単品で飲み物を頼むことになり、少々値段ははることになるかもしれないが、気を使わせないためにも仕方がないことだ。
もしボトルを入れるのであれば、自分の席の横にボトルセットを置き、自分で酒を作らなければ気がすまないアピールをして後輩にはお酌をさせないようにしよう。
後輩によっては逆気を使われてしまうかもしれないが、精一杯のやり口だろう。
酒癖の悪い人とは飲みたくない。
これは誰しもが思うことではないだろうか。酒癖が悪い人と飲みたくないのは当たり前のことである。
後輩うんぬんの話ではない。
もし自分が酒癖が悪いとしたら飲みすぎないことだ。これにつきる。
これ以外には方法がない。
飲むより食べるほうを意識してゆっくりペースで酒を飲むことだ。
その人に魅力がない。
こんなことを思われてしまっているのであれば、飲み会どころの騒ぎではないかもしれない。人間として魅力がないのであれば、まずは自分の行動を見直したほうが良いだろう。
しかし、その人にはこのような癖はないだろうか。
自分のことをやたらと語りたがる癖だ。
しかも自慢話となれば誰しもがうんざりしてしまう。
もし思い当たる節があるのであれば必ず直すべきである。
飲み会に限らずプライベートでも仕事でも同じことが言える。
自分の自慢話を聞いて喜んでくれる人なんて家族くらいしかいないと思ったほうがいい。
家族でさえもうんざりしてしまう可能性があるので、他人となればなおさらであろう。
どうしても自慢話をしたいのであれば、自慢話をしたあとに「でも私は〜だから」と逆説を使って自分を落とすようにしよう。
心理学的にもこのような話し方をすれば自慢話に聞こえないというデータも出ている。
しかし、出来るだ自慢話は避けるように心がけよう。
まとめ
以上のようにいろいろと解決策を述べてきたのでまとめてみることにする。
- 飲み会は一次会だけで、さらに時間を決めるようにする
- 後輩を主役にして自然に飲みにいく雰囲気を作る
- 出来るだけボトルを入れない、入れるのであれば自分で酒を作るようにする
- 自慢話をしない
このようにすれば後輩と上手く付き合って行くことが可能になる。
自分が先輩ということは忘れなければならない。
後輩と言えどお互い人間同士なのだ。
それなりに気は使わなければならないし、それが当たり前のことである。
そして、いつまでも縦社会が通用しないことを覚えておかなければならない。
もし、自分が会社の中で権力があるのであれば、強引に飲みに行くことも可能であるかもしれないが、上記のことを踏まえておかなければ良い人間関係は作れない。
先輩も後輩もある程度、お互い気を使い合うべきである。この記事を読んでいるということは、どこかしら思い当たる節があったのではないだろうか。
より良い人間関係を築くためにも、お互い人間だということを忘れずにいてもらいたい。そして、自分が逆の立場だったらということを常に意識しておこう。
そうすれば少なからず人間関係は上手くいき、後輩も付いてくるようになるだろう。