そもそも仕事ができないってどういう定義なのか。
各職種によっても全然意味合いが変わってきます。
例えば、営業職であれば契約が取れない。
事務職であれば、仕事が遅い、ミスが多い。
職種によって意味合いは全然違います。
とにかく周りから仕事ができないと思われたらどんな仕事をしてようが仕事ができない人ということです。
組織に属さずに働いている人ならともかく、組織で働く以上、仕事ができるできないはあなたが決めることじゃありません。
周りの人が決めることなのです。
少しでも自分は仕事ができないと思っている人にお役に立てればと思います。
仕事ができない人がやるべきこと
仕事ができないと思う人はとりあえず今から記述することだけを意識して仕事に取り組んでください。
意識して行えばきっと周りの評価も変わってくるはずです。
メモを取る
メモを取らないから仕事ができない人というのではありません。
メモを取らないから予定を忘れてしまったり、時間を間違えてしまうという結果的に大きな事態に陥るのです。
完璧になんでも覚える才能があるのであればメモなんて必要ありませんが、人間は誰でも忘れやすい生き物です。
忙しくなったり、同時に案件を抱えている場合にメモの存在が大きくなります。
少しの手間でミスを減らすことができます。
これは私の後輩がやらかした事例です。
どんなミスなのかというと、クライアントとの打ち合わせをダブルブッキングさせたということです。
しかも、一つのクライアントとは大事な取引の最終段階であったのにも関わらず…という感じでした。
当日先方に電話し何とか難を逃れましたが、これは起こってはならない事態です。
後輩に理由を聞くと、スケジュールを勘違いしていました。という返答。
単にメモをしっかりと残しておけばこんなことは起こらなかったのです。
誰でもミスはしますが、そのミスを出来るだけ抑える努力はしなくてはなりません。
メモを取るということは小さなことですが、これが大きな事態を防ぐ最善の手の一つであることは間違いないです。
一回ならまだしもこのようなことが何回も続くと評価自体はダダ下がりとなりますし、信頼をなくしてしまいます。
一度失った信頼は取り戻すのに多大なる時間を要することになります。
また、メモを取るという仕草はやっている感を与えることができます。
時と場合によりますが、自分の話をメモ取ってくると思うと気分が悪い人はいませんよね。
話を聞いている、自分は真剣なんだという意思表示でもあります。
単にメモを取るというだけでも相手に好印象を与えることができるのは間違いありません。
メモ帳を持つ必要はありません。
僕はA4のノートをデスクの上に置いています。
いつでもなんでも書くことができるノートです。
もちろん、メモというより殴り書きと思われるかもしれません。
しかし、電話だったり、上司からの指示だったりと何でも書き留めています。
僕はA4のノートを持つようになってからド忘れや勘違いなどはほとんどしなくなりました。
A4のノートに書きなぐるなんてことは時代遅れ感がプンプンしていますが、手を動かして言われたことを書くというのは大切なことだと思います。
仕事は雑に考えると、雑事になってしまう。
by 斎藤茂太
タスク管理を考えす
タスク管理がしっかりできていないということは、仕事の重要度をしっかりと把握していないということです。
仕事は大きく分けて4つの枠で管理することができます。
こんな感じです。
一番にやるべきことは重要度が高く期限が迫っているものです。
何があろうとも一番に優先させなければなりません。
これはどんな人でもわかっていることですし、実行できていない人はほとんどいないでしょう。
実行できてなければ本当にヤバイです。
二番目に優先させることは期限に余裕があるが重要な仕事です。
ここを勘違いしている人が非常に多いと思います。
勘違いしている人は、画像の1番の仕事が終わると画像の3番の仕事に取り掛かろうとする人です。
あくまで二番目に優先させるべき仕事は2番の仕事です。
重要度が低いということは、仮にやっていなくてもそれほど影響がないということなので取り掛かる優先度は下げていいでしょう。
ここで3番の仕事に取り掛かることで、結局2番の仕事が1番に変わってしまうのです。
重要度が高く、期限が短い仕事はなるべく減らすように努力しなければなりません。
急ぎで仕事をするとミスが多くなり、準備も曖昧になってたりし能力を最大限に発揮できないという事態に陥りやすいです。
ここで重要なのは2番の仕事の優先度をしっかりと見極めるということです。
そうすることで1番の仕事がなくなりますので、気持ちに余裕を持って仕事をすることができます。
このタスク管理はしっかりと頭の中に叩き込むようにしましょう。
そうすることでミスが減り、信頼度を上げることができます。
頑張ってるけど報われない人や完璧主義で仕事が遅いという人はまず最初に見直すべきものがタスク管理です。
後回しにしても良い仕事もあるのです。
最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。
by スティーブ・ジョブス
最も重要なことから始めよ。
by ピーター・ドラッカー
上司にはこまめに報告する
報告することは本当に重要なことです。
あなたがこまめに報告を行うことで間違っている箇所があれば指摘を受けるであろうし、最良な策があればアドバイスを受けることもできます。
そして何より上司は安心します。
安心させるということは非常に大切です。
上司があなたの仕事の進行状況を把握していれば、大きな間違いはせずに済みます。
自分一人で抱え込んで間違った道へ進むことを避けることも可能です。
仕事ができないと思われている人は大きなミスを連発したり、期限に仕事が間に合わなかったりします。
上司に報告するということで、自分の仕事の進行状況をまとめる力も付きますし、全体像を客観的に見ることも可能です。
こまめな報告こそが自分を客観的に見る大きなチャンスでもあるのです。
ただし注意点があります、報告に関してはこれで良いと思いますが、意見を求める場合はちょっと話が変わってきます。
ポイント
例えば一つの案件で悩んでいたとします。
そこで上司に相談するのですが、これどうしましょう?って投げるのはかなり良くないです。
自分としてはこう思うけどどうでしょう?って問いかけに変えましょう。
丸投げして全てを判断させるような相談はよくありません。
ちょっとは考えて来いよ。
俺がゼロから考えるの?
ってなります。
考えて自分の意見を持つということは非常に大切です。
後回しにしない
この仕事は後でやろう!
なんて考えいるのは非常にダメなパターンです。
先ほど紹介したタスク管理ができており、優先順位を決めてあえて後回しにしているのであれば問題ありません。
しかし、しなければならない仕事を後回しにしていることは良くありません。
なんだタスク管理で話した内容と同じじゃないかと思う人もいるかもしれませんので意味合いの違いを説明します。
仕事ができる人は期限に遅れることはありません。
仕事ができない人ほどギリギリになって仕事に取り組むのです。
とにかく仕事ができないと思われないためには期限よりもかなり早く仕事を仕上げてしまうことです。
そうすることによって、例え間違っていても修正はいくらでもききます。
1つ極端な例を出します。
「〇〇さんは仕事は早いけどミスも多いんだよね」
この言葉を聞いてどう思いますか?
何はともあれ仕事は早いのです。
頼まれた仕事は迅速に終わらせてくれる〇〇さん。
しかし、ミスも多いということ。
期限ギリギリでミスが多い人より断然マシです。
そして仕事ができないという評価繋がりにくいでしょう。
仕事は早く終わらせるという印象は非常に大切です。
周りの人に仕事は早いという印象を持ってもらうことができます。
期限よりもかなり早く仕事を終わらせるというのが周りの評価に繋がってくるのです。
まずは決断、そしてスタート。
by アンジェラ・カーター
戦いは一日早ければ一日の利益がある。
まず飛びだすことだ。
思案はそれからでいい。by 高杉晋作
理解していないのに分かったふりをしない
上司、同僚、取引先に言われたことを分からないのに分かったふりをしている人は危険です。
結果的に何をやらしても「こいつ大丈夫か?」ってなります。
分からないことを分かったふりをすることは、相手の意図を全く理解していないということです。
結局的外れな回答をしてしまったり、やらなければならなかったことをやっていない状況になったりと散々な結果に陥る可能性が非常に高いです。
分からないことは恥ずかしいことじゃありません。
今まで知らなくても今知れば結果は同じです。
分からないことは聞けばいい。その場で分かったふりをするくらいなら聞く方がよっぽどマシです。
「自分で調べろ」と言われるかもしれませんが、相手には分かっていないという状況がしっかりと伝わります。
分かったふりで相手を落胆させるのであれば、分からないと正直に伝えてそこから頑張れば良いのです。
人々は理解できぬことを低く見積もる。
by ゲーテ
インプットがないのに、アウトプットは出来ません。
by 手塚治虫
机の上は綺麗にする
机の上は綺麗にしておくことです。
この意見に賛否両論はあると思いますが、机の上が綺麗な人で仕事ができない人は圧倒的に少ないです。
机の上を綺麗にしておくということはどこに何を整理してのか解っているということです。
机の上が汚くても仕事ができる人はいますが、そのような人は自分の中でどこに何があるのかを把握している人です。
「これどうなってる?」
と言われた時に瞬時に相手に提供できるようになっていなくてはなりません。
机の上を綺麗にするということは物事をしっかりと整理できるということです。
そして何より印象も変わってきます。
「あの人だけ仕事がないから机の上は綺麗なんだ」という屁理屈はなしにしたら悪いイメージを与えるということがありません。
いつも整理されていると思われることは良い印象にもつながります。
整理整頓のできていない工場に素晴らしい職人はいません。
by ヘンリー・フォード
書類は案件ごとに分ける
書類をなくしたり、どこにあるのか分からなくなることが多い人は間違いなく仕事ができないと思われています。
仕事ができる人は机の上が汚くても自分で何がどこにあるのかは把握しています。
仕事ができない人はただ机が散らかっているだけという最悪な状況です。
単純に書類は案件ごとにファイルを作りまとめておけば良いのです。
何でもかんでも一緒にするため探すのに時間がかかったり、なくしたりするのです。
文書ならクリアファイルを活用し収納しておく、データならPC上にファイルを作り管理しておくなど、ちょっとしたことで防ぐことができます。
さらに、誰が見てもわかるようにしておけばあなたがいなくても何とかなる可能性があります。
誰が見てもわかるレベルにしておくことで自分でも完璧に把握することができます。
仕事において客観的に物事を見るというのは非常に大切なことです。
ちょっとした意識ですが、大きく今後の仕事に影響してきますのでできていない人はいますぐ実費でクリアファイルを購入しましょう。
爆弾はさっさと投げる
先ほどの報告と似ていますが、自分が悩んでいることをさっさと上司や同僚に知ってもらうことが大切です。
抱え込んでおいて爆発させることが1番ダメです。
これほんとダメ。
自分で考えることは非常に大切だと言いましたが、考え込んで抱え込無のが一番最悪です。
さっさと投げてしまえば何とかなりますし、気持ち的にも落ち着きます。
特に上司にはさっさと抱えている内容を把握してもらうことが非常に大切です。
自分では解決できなくても経験のある上司や先輩なら解決できることもありますし、実は大した問題ではないかもしれません。
結局大きな問題になったところであなたは判断することができません。
上司にわざと聞こえるように同僚に相談したりすることで、直接話さなくても知ってもらうことができます。
わざと聞こえるように話すということも技術の一つだと思っています。
簡単なようでできる人はあまりいません。
組織で働いている以上、自分一人で抱え込むというのはナンセンスだと思います。
やばいと思ったら知ってもらうということを頭に入れておけば大きなことには大抵なりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これができていない人は仕事ができないと思われている可能性が非常に高いです。
一生懸命やっているのに仕事ができない人ほどこの8つのことができていません。
意識するだけで仕事の質は全然違ってきます。
仕事ができないと嘆く前にまずはこれだけやってみましょう。
それでもできないのであれば、できないのです。
別に飛び抜ける必要なんてありません。普通で上等です。
仕事ができないと思われないことが先決です。
とかいう私が仕事ができるかと言われれば、別にできる人間ではありません。
あくまで普通です。普通のサラリーマンです。
特に向上心を持って仕事をしているわけでもありませんし、仕事に対して夢なども抱いていません。
ですが、仕事をする上で上記のことは意識して仕事に取り組んでいます。
自分がどんな人間なのを見つめ直すことも非常に大切です。
向き不向きもあります。
部署異動によって仕事ができる人に生まれ変わる人もいます。
今、仕事ができないと思っていても絶対に希望を捨てちゃいけません。
まずは、自分の強みを知ってもう一度自分を見つめなすことを始めてみましょう。
新しい発見があるかもしれません。
グッドポイント診断なら無料であなたの強みを診断してくれます。
これが驚くほど当たるのでびっくりしますよ。
質問に対して答えを選択するだけですので軽い気持ちでやってみてはいかがでしょうか。