よく読書本等で言われるのが本の再読は必要不可欠だということです。
確かに一回読んだだけでは忘れてしまうことも多々ありますし、時間が経てば内容もほとんど覚えていないような本もあります。
再読することによって理解を自分のものとして吸収できるという意味はよくわかります。
しかし、時間のない私達に再読する暇なんてあるでしょうか。
同じ本を二回も三回も読んでいる暇なんてないのです。
もちろん本当に自分のためになる良書や好きな本は再読の価値は十分にあると思います。
「あの小説もう一回読もうかな」
なんてことは誰にでもあると思います。
それはそれで良いと思います。
ただ、ビジネス書や自己啓発本等に関しては一回で十分です。
そうkindleならね。
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そもそも再読する意味とは?
そもそも再読が本当に必要なんでしょうか。
「一度読んだだけでは忘れてしまう」「読んだ後に何も残らない」
このため再読が必要だと言われるのです。
しかし、本を読んで時間が経てば内容を忘れてしまうことに関しては誰にでも起こりうることだと思います。
全てを完璧に覚えておくなんて不可能です。
そもそも全ての内容を完璧に覚えておくということは読書において必要のないことですし、意味をなさないと思います。
本の内容で著者が本当に伝えたいのは二割程度だと言われています。
この二割を伝えるために著者はいろいろな例や表現をつなげているわけです。
内容を理解できたのであれば例や著者の体験談なんて本当はいらない情報です。
読書が早い人は、このいらない部分を軽く読み飛ばすことができるため読むのが早くても内容をしっかりと理解しているのです。
言いたいことを読み取る
言いたいことを読み取ると書きましたが、「この本からこのことを学んだ」ということがしっかり把握てきれば再読なんて必要ありません。
「この本からはこんなことが学べた」と自分で思えれば十分。
そのために重要だと思える部分はKindleのハイライト機能を使います。
そうすることで、例え忘れていたとしてもKindleハイライトを見ればすぐに確認できるわけです。
そもそも忘れるというくらいの内容なら自分にとって有益な情報ではなかった、あるいは刺激にならなかった本だったということなんでしょうけどね。
ホリエモンが「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)」の中でこんなことを言っていました。
情報は取り入れたら、そのまま忘れてしまって構わないのだ。それでは、情報を取り入れる意味がないかもしれないと思われるだろうが、本人が忘れたつもりでも重要な情報は脳の片隅にちゃんと残っている。大切なことだけが、ちゃんと残るものなのだ。
ここで言う情報とは本というよりはスマホでチェックできる最新情報のことを全般に書かれているようですが、本に関しても同じことが言えると思います。
Kindleで再読がいらない理由
再読の必要がないと私は書いてきましたが、再読を完全に否定しているわけではありません。
再読することで新しい発見やさらに内容を深く理解できたということもありえるからです。
しかし、そうは言っても同じ本を再読しようとするには時間も必要になりますし、全てをもう一度読むということは非常に効率の悪いことです。
紙の本の場合、気になるところに付箋を貼ったり折り曲げたりマーカーを引いたりすることで重要な部分をもう一度効率よく読むことは可能です。
電車の中で読書する場合、付箋を貼ったり、マーカーを引いたりするのは面倒くさいですし、やりたくありません。
折り曲げることなら可能ですが…
例えうまく付箋やマーカーを引いたりしても本棚に直してしまったらこの付箋やマーカーをつけたことすら忘れてしまうかもしれません。
だとしたら本当に無意味なことをしているとしか言いようがありません。
これを解消してくれるのがKindle電子書籍リーダーなのです。
ハイライト機能を使いこなす
Kindleにはハイライト機能が付いています。
ハイライトって何?って思った方に簡単に説明します。
ハイライトとは紙の本にマーカーを引くと同じように電子書籍にもマーカーを引くことができる機能です。
さらにハイライトをつけた箇所を一括で管理でき、いつでも読み返すことが可能。
簡単に言うとこんな感じです。
本を読んでいると「この文の表現が魅力的だ」「この文は重要な一文だ」なんて思うことがあると思います。
これをハイライトしておけば後からその文章だけを見直すことができるのです。
ハイライトはAmazonKindleから閲覧可能です。
さらにPCにKindleをインストールしておけばハイライトしたページに一瞬で飛ぶことができますので、その部分だけ読み返すなんてことも簡単にできてしまいます。
こんな感じで箇条書きで閲覧することができます。
もし本当に自分にとって重要だと思うページがあった際はPCでハイライト箇所を開いてスクリーンショットをとってEvernoteに保存しておきましょう。
そうすることで読書の質と時間の効率化を図ることが可能になります。
これは実際にEvernoteに保存しているページになります。
こうしておけばいつでもどこでもスマホさえあれば確認が可能です。
本棚に行くよりよっぽど時間を短縮できます。
紙の本で読むより、電子書籍の方が圧倒的に時間の効率化になりますので私はKindle電子書籍リーダーを強くお勧めします。
一度ハイライト機能を使ってしまうと便利すぎて、なんでもかんでもKindleで本を買うようになってしまうので買いすぎには注意が必要です。
まとめ
再読する時間は非常にもったいないです。
kindleならばハイライト箇所を見直すだけで良いので1分、多くても5分でその本の重要な部分を再確認することができます。
文を読み返しているのだから再読と同じじゃないかと言われたらそれまでですが、紙の本より圧倒的に時間を短縮でき、記憶の定着も良いです。
再読している今があるのであれば新しい本を読んだ方が良い。
一度読んでピンとくるところがなかったらそれまでの本なわけですし、重要な箇所があればハイライトしておけば良いのです。
著者の伝えたいことは約二割くらいと書きましたが、私たちは知識がゼロなわけではありません。実際に知っている情報もありますし、それが私たちにとって重要でないかもしれません。
そうすると本当に自分にとって大事なところは一割もなかったりします。
この一割のために再読する必要はありません。
そうKindleならね。