dTVとは、docomoが提供する動画配信サービスです。
docomoユーザー以外にも提供されており、月額500円で約120,000本の動画を見ることができます。
要するに誰でも月額500円を支払うことで約120,000本のコンテンツを楽しむことができるというわけです。
うん、格安。
さらに、dTVは定額制動画配信の市場でも20.3%とシェア率1位を記録しています。
要するに動画配信サービスの中でも登録している人が一番多いのがdTVになるということです。
とは言っても使い勝手やラインナップが悪ければいくら120,000本の動画が見放題といっても意味がありませんので、実際に僕が使用した感想を交えながらメリット・デメリットを語りたいと思います。
ラインナップの良し悪しには個人の主観によるものが大きいのでまずは無料体験をしてみることをお勧めします。
dTVのメリット
それではdTVのメリットをご紹介しようと思います。
格安な月額500円
月額500円で約120,000本の動画が見放題というのは異常な安さです。
とにかく安い。
dTVの最大の魅力はここにあると思います。
ライバルである他の代表的なVODの価格と比較してみようと思います。
Huluは933円。
Netflixのスタンダードプランは950円。
U-NEXTは1,990円。
比較してみるとdTVがどれだけ格安かわかると思います。
さらに、見放題の動画の数もこれらよりも多い120,000本となっています。
とにかく見放題の動画数が多く、値段が安いのが特徴であり魅力です。
でも本数に関してはちょっとしたからくりがありますのでデメリットを語るところで記載しようと思います。。。
ライブ映像やミュージックビデオがある
dTVはライブ映像やミュージックビデオがあります。
他のVODではライブ映像やミュージックビデオを取り扱っているところはほとんどありませんが、dTVでは取り扱っています。
斉藤和義、AAA、三代目 J Soul Brothers、福山雅治、オレンジレンジ、BEGINなど有名アーティストのライブ映像が普通に転がってます。
ちなみにカラオケもありますので、歌の練習にも最適です。
有名アーティストの有名曲はほぼあります。
海外アーティストの曲もありますので本格的に練習できると思います。
ミュージックビデオ、ライブ映像やカラオケだけでも月額500円の価値があるのではないかと思います。
音楽好きにはたまりませんね。
ダウンロード可能
ダウンロード機能がありますのでオフラインでも閲覧が可能となっております。
自宅にやWiFi環境下でダウンロードすることでオフライン下でも通信料をかけずに視聴が可能。
これが意外に便利だったりします。
パケットを気にしなくてはならない人にとってはなくてはならないサービスです。
ただし、ダウンロードしすぎるとスマホの容量を圧迫することになりますのでダウンロードしすぎには注意しましょう。
アプリが見やすい
僕が使った中でアプリの使い勝手はdTVが断トツで1位です。
見やすさ、親切さ、動画の探しやすさどれをとっても1位です。
*あくまで使い勝手の話で画質が一番良いと言っているわけではありません。
このように一覧で見ることができます。
まるでブログのトップのような感覚です。
これはHuluやU-NEXTはもっと画像が大きく一覧で多くの作品を見ることができません。
さらに¥が付いている動画は課金制の動画になります。
これも見やすく表示されているので親切ですね。
U-NEXTもぱっと見でわかるようになっていますが、ちょっと見にくいです。
また、動画の下に5段階評価で星がついています。
視聴者の投稿の集計なので各動画に対して信頼できる評価の証です。
全く知らない動画を見るときはこれを参考に見てみるのも1つの方法だと思います。
こういう点もまた親切だなと感じるポイントですね。
こちらは解説とあらすじが各映画で記載されています。
ここまで親切なVODはなかなかありません。
あらすじまではあっても解説というような項目はあまりありませんからね。
ユーザビリティが高いと思います。
そして解説には意外な発見があるから見逃せません。
シリーズ関係のものは表示してくれますので見逃すということもないです。
これもかなり視聴者のことを考えてくれています。
また、動画に対してタグ付けを行ってくれていますので動画を探しやすいです。
俳優名や年代等でもタグがありますので意外な動画の発見があると思います。
タグに関してはかなり便利です。
いろいろなワードに自動的に動画が紐付いていますのでありがたいです。
アプリに関しては他のVODサービスから親切面というところで抜きん出てます。
倍速機能がある
dTVのアプリには倍速機能があります。
アプリにのみある機能になりますので、スマホかタブレット使用時に限りますが非常に便利な機能です。
海外ドラマを一気に見たい場合や英語の聴き取りの練習などにも使えます。
この機能があるかないかで最高で2倍のスピードでコンテンツを消費することができます。
とりあえず内容を知りたい時などには持ってこいの機能だと思います。
選択できる倍速スピードは1.5倍もしくは2倍のみになります。
逆に低速で見ることはできません。
dポイントを使うことができる
レンタル商品に関してはdポイントを使用することができます。
docomoユーザーじゃなくてもdポイントって意外に貯まるんですよね。
dポイント加入店って結構多くて、身近なところに多く存在しています。
例えばローソンやマクドナルド。
これ以外にも数えることが困難なほど身近に溢れています。
そこで買い物すればポイントを貯めることができますので、非常に身近なポイントです。
また、電子マネーのiDを使えばすぐにポイントは貯まります。
ただdポイントでは月額料金の500円は支払うことができませんので注意が必要です。
支払うことができるのはあくまでもレンタルの商品になります。
4K対応
一応4Kにも対応しています。
しかしコンテンツ数は今のところ劇的に少ないです。
現在対応中なのが1つだけというお粗末具合。。。
しかし、対応しているというだけでメリットかと思います。
これからコンテンツも増えていくことだろうと思いますので期待値は高いですね。
今のところはほとんど旨味を感じられませんが、今後一気に加速する可能性がありますね。
デメリット
コスパ最強とも言われており、シェア率がVODサービスの中で一番高いのがdTVですが、もちろんデメリットも存在します。
僕が感じたデメリットを包み隠さずに紹介していこうと思います。
コンテンツが意外と少ない
dTVは約120,000本の見放題がありますが、それぞれのコンテンツの数を見てみることにします。
- 洋画:1829
- 邦画:791
- 国内ドラマ:288
- 海外ドラマ:410
- 韓流・華流ドラマ:214
- オリジナル:245
- アニメ:303
合計4,080本
*2018/8/2時点の本数になります。
実は映画やドラマのコンテンツ数はかなり少ないんです。
さらに、この中には課金制の動画も含まれていますので見放題の動画はさらに少なくなります。
じゃあ一体何のコンテンツで120,000本も見放題があるとか言っちゃってんだろうと思って探ってみると。。。
カラオケとニュースで多くを占めているんじゃないかと思います。
カラオケに関しては、かなりの数が網羅されていますのでほとんどこれで占めているんじゃないかと思われます。
ニュースに関しても約1ヶ月間の1つ1つのニュースが動画になっていますのでそれなりの数になっています。
映画、ドラマ等のコンテンツに関してはHulu、Netflix、U-NEXTに比べると明らかに少ないですね。
確かに少ないのですが、僕の体感では、他のVODよりも作品の視聴期間が決められている作品が多いように感じます。
視聴期間を区切ることで本数が少なくても多くの作品を提供できる仕組みになっているのではないかと思います。
支払いがクレジットカードのみ
月額料金の支払い方法
docomoユーザーの方は、ドコモケイタイ払いとクレジットカード。
docomoユーザー以外の方は、クレジットカードのみ。
dポイントも使用できませんし、デビットカードも使用できません。
また、コンビニ等で購入できるようなチケット等もありませんので、docomoユーザー以外の方でクレジットカードを持っていない人は登録できない仕組みになっています。
レンタル作品の支払い方法
docomoユーザーの方は、ドコモケイタイ払い、クレジットカード、dポイント/ドコモポイント。
docomoユーザー以外の方は、クレジットカード、dポイント/ドコモポイント。
レンタル作品にはポイントが使える仕組みになっていますので月額料金の支払い方法よりも若干マシですね。
それでも支払い方法の選択肢がクレジット以外にほぼないというところは大きなデメリットと言えます。
画質が悪い
画質が悪いという言い方には語弊があるかもしれません。
アプリで視聴する時にHDを選択できない動画が多々あります。
上の画像のようにHDを選択できない動画に関してはSDでの配信となります。
SDの画素数は720×480となり、HDの画素数は1280×720です。
スマホで見る時には画面は小さいのでそこまで影響がないのかなとも思いますが、やはり画質は良い方がいいですね。
ちなみにSDはDVDと同等の画質です。
地上デジタル放送が1440×1080になりますので、実質TV以下の画質ということになります。
ログイン端末が5台まで
ログインできる端末が5台までと限られています。
5台って結構すぐにいきますよね。
家族間で共有しようと思ったらかなり厳しいところかなと思います。
また、同じPCでもWEBブラウザ毎に1カウント獲られるので注意が必要です。
このようにログインできる端末の制限がかけられていることは、かなり大きなデメリットかなと思います。
ユーザーにかなり厳しめな感じがしますね。。。
ゲーム機には未対応
残念ながらゲーム機には未対応となっています。
PS4やWii U等を通じてTVの大画面で映画やドラマを視聴したい人も多くいるはずです。
テレビ自体がdTVに対応していない場合でTVで視聴をしたい場合はFire TV Stickを使うと5,000円でTVで視聴することができます。
他のVODにもほとんど対応していますので、自宅のTVでVODサービスを視聴したい場合は必須かと思います。
Fire TV Stickを買わなければTVで視聴ができないという場合は、ゲーム機が対応していたら非常に便利です。
また、ゲームしてそのまま映画を鑑賞することも可能なので、ゲームもする人にとってはとても残念な仕様。
ア○ルトがない
成人男性には悲報かも・・・笑
と言っても月額500円でア○ルトまで視聴できたらどれだけコスパ良いの?ってなります。
ただでさえコスパが良すぎるサービスなのでア○ルトまでは求めすぎでしょう。
ちなみに、U-NEXTはア○ルトも見放題のラインナップに加わっています。
また格安(月額500円)でアイドル動画やア○ルトが見たいのならばDMM見放題chライトがおすすめです。
5.1chや7.1chのサラウンドオーディオ未対応
dTVは5.1chや7.1chには未対応となっています。
ホームシアターとしてスピーカーをセッティングしている場合に関係してきますが、音質にこだわり5.1chや7.1chで映画を見たいという人にはdTVは対応していませんので悲報です。
確かにせっかく揃えたホームシアターもdTVだと活躍しません。
関係ない人には全く関係ないですが。
dTVが5.1chや7.1chに対応するのを待つしかないですね。
Prime VideoやU-NEXTなんかは対応している作品もあります。
まとめ
以上僕が感じるメリット・デメリットをあげてみました。
こうしてみると結構デメリットが目立つような感じになりますが、コスパは非常に良いサービスです。
ライブ映像、ミュージック映像が充実しており、映画やドラマ以外も楽しめるというのが特徴。
というよりも月額500円というのが格安すぎます。
明らかにコスパは良いです。
とりあえずどのようなものか自分で体験してみるのが良いと思います。
31日間は無料で視聴することができますのでラインナップや使用感を試してみてください。