先日、車を購入しました。
ハイブリッド車とガソリン車っていったいどっちがいいのでしょうか。
私の中ではガソリン車を購入することは決まっていましたが、周りはほとんどハイブリッドがいいんじゃない?
という言葉を私に投げかけてきましたので、今回は私がハイブリッド車とガソリン車を比較して、ハイブリッド車ではなくガソリン車を選んだ理由を記事にしたいと思います。
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ハイブリッド車のメリット
私はガソリン車を選びましたが、まずはハイブリッド車のメリットを見ていきましょう。
- 燃費が良いのでガソリン代がガソリン車に比べて安く押さえられる
- ガソリン車に比べてガソリンスタンドに行く回数が減るため手間が省ける
- 売却する際にガソリン車より高値がつく
- 停止していても電気だけでエアコンが使える
- 走行音が静か
- 電気で走行している際は排気ガスが出ない
パッとあげただけでもこれだけのメリットがあります。
買う人によってはこれがメリットと思えない人も中にはいるでしょうが、一般的にみるとこれがメリットだということが出来ます。
燃費
その中でもやはりハイブリッド車のメリットと言えば燃費がいいと言うことです。
本当にこれにつきます。
実際に乗っている方は分かるかもしれませんが燃費がいいということはガソリンスタンドに行く回数がガソリン車に比べて減るということです。
ガソリン代の出費を抑えることができますし、ガソリンスタンドに行く手間が省けるといったところでしょうか。
今回は私が購入したトヨタのエスクァイアの例で比較してみることにします。
エスクァイア(ハイブリッド)カタログ燃費23.8K/L
エスクァイア(ガソリン)カタログ燃費16K/L
カタログ上の燃費ですので実際はこれの7割くらいでしょうが、7.8K/Lの差があります。
1リットル160円と仮定すると1リットルのガソリンでハイブリッド車の方が7.8キロ多く走れるということになります。
エスクァイアの燃料タンクが55リットルですので、満タンにすると429キロメートルの差がでてきます。
単純に計算すると結構の差が出てきます。
福岡から広島ぐらいまでの距離だと思ってください。
東京ですと名古屋あたりまでですね。
※これはカタログ燃費ですので実際はもっと下がりますのでこの距離は走ることができません。
売却時に高値がつく
こちらもメリットになります。
売却する際にガソリン車よりも高値がつきます。
これはもともと車体価格がガソリン車より高いため当然のことです。ハイブリッド車とがガソリン車の車体価格の差が反映してきます。
それにプラスして現在はハイブリッドブームですので需要がガソリン車よりもあるためこのような結果になります。
電気で動く
ハイブリッド車の場合は、アイドリングストップ中も電気でエアコンを使用することが可能です。
夏の暑い場合などは非常に便利な機能です。
さらにガソリン車に比べ走行音は本当に静かですし、電気で走行している際は排気ガスがでないため環境に優しいです。
それでも私はガソリン車を選ぶ
ハイブリッド車のメリットって結構すごいですよね。
それでもガソリン車を買うってことは、私の場合はガソリン車の方がトータルコストが安いと判断しました。
シュミレーションしてみた
設定は先ほどと同じでカタログ上の燃費で計算していきます。
エスクァイア(ハイブリッド)カタログ燃費23.8K/L
エスクァイア(ガソリン)カタログ燃費16K/L
年間に10,000キロ走る ガソリン代160円/L(高く見積もってます)
年 | ガソリン | HV | 価格差 |
1 | 100,000 | 69,565 | 30,435 |
2 | 200,000 | 139,130 | 60,870 |
3 | 300,000 | 208,695 | 91,305 |
4 | 400,000 | 278,260 | 121,740 |
5 | 500,000 | 347,825 | 152,175 |
10 | 1,000,000 | 6,955,650 | 304,350 |
どうでしょうか。
10年間で10万キロ走ったら304,350円の価格差が生まれます。
実際の車体価格を見てみましょう。
エスクァイア(ハイブリッドGi)3,204,000円
エスクァイア(ガソリンGi)2,823,428円
価格差380,572円
購入時の価格差が380,572円で10年間使ったとして304,350円です。
この価格差を埋めるためには約12年と少し乗ることが必要となってきます。
ちなみにガソリン代を160円/Lとしていますが、これよりもガソリン代が安かった場合は、価格差を埋めるのにさらに年月がかかってきます。
大幅なガソリン代高騰でもない限り価格差を埋めるのは非常に難しいようです。
欧米ではハイブリッド車の人気はありませんし、これだけハイブリッドブームになっているのは日本くらいです。
市街地走行というよりは遠出(高速)に使うほうが多いから
ハイブリッド車は街のりでこそ効果を最大限に発揮します。
変速の多い市街地走行では回転数の変動が多いため、電気の力を使えるハイブリッドの燃費の良さを実感できます。
しかし、高速のようにある程度スピードとエンジン回転数が一定に保たれる場面ではハイブリッドの効果を最大限に発揮することはできません。
タクシーにハイブリッド車が多いのはこのためです。
私のように休日はどこかに高速を使って遠出するという人であればハイブリッドでなくガソリン車であっても燃費の向上が見られますので、そこまでハイブリッドにこだわる必要はないということです。
長い間乗ろうと思っているから
5年と言わずできれば10年くらいは乗りたいと思っていますし、乗りつぶすことができればなお良しの考えです。
10年乗ろうと思った際には車の維持費というものを考えなくてはなりません。
ハイブリッド車にはガソリン車にないバッテリーの交換というものがつきまといます。
だいたい5年をすぎると交換しなくてはならない時期に入ってくるとディーラーさんに言われました。
価格はだいたい10万くらいとのことです。
この10万というのがさらに負担なわけですね。
10年間交換しなくても大丈夫だったという事例もありますのでこればっかりは運なのかもしれません。
さらに電気系統も故障がでたら結構な額が飛んでいくとの説明を受けました。
ハイブリッドは重い
購入する際にハイブリッドとガソリン車の両方を試乗しました。
平坦な街中を走るのでしたらハイブリッドはとても静かです。
しかし、坂道でパワーを出そうとアクセルを踏むと少しうるさくなったかなという印象を受けました。
坂道ではいったん減速気味になりそこから加速するという若干のストレスを感じました。
電気とガソリンで動いているのでパワーをあげる際にエコモードからの切り替え故にこのような現象が起こっているのではないかと勝手な予想です。
さらにエスクァイアのハイブリッドには運転席と助手席の間にぼこっとした出っ張りがありました。
電気系統がそこに敷き詰められているとのことで、どうしてもフラットにできないとのことでした。
ガソリン車は完全フラットでしたのでこの点でもガソリン車が勝っています。
まとめ
私がガソリン車を選らんだ理由を以上のとおりです。
私の場合は、トータルコストで考えると完全にガソリン車の方が上です。
ハイブリッドの方が内装や付属品も上の場合がほとんどだと思いますし、ディーラーさんもハイブリッドに力を入れていますのでハイブリッドを購入する人が多いのではないかと思います。
ハイブリッドかガソリンで悩んでいる方は、是非一度シュミレーションから試乗まで試してから購入することをオススメします。