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最強のダイエット本『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』レビュー!本当に1日0.5kg痩せるの?

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近くの本屋でチラッと。
シリコンバレー式の最強の食事ってなんやねん?って感じで手にとってみた。

目次を見て面白そうだったのでKindleで購入しました。

読み終わった感想としては、かなり面白い本です。
うん、面白いって言われても全然伝わないと思いますw

そりゃそうだ。

今まで常識だと思っていた食べ物に関するの多くのことが否定され、明日の健康・体調は食事が作るということを教えられた。
結構ズバッと否定しますので「本当?」ってなったりしますが、この著者の研究の仕方とかかった費用に異様に納得させられざるえないようなところもあります。

100人以上の一流の医療従事者、研究者と対談する機会をもち、また、健康系でランキング1位の僕のポッドキャストと全米放送のラジオ番組「完全無欠ラジオ」で、100人以上の一流の人的パフォーマンス専門家から話を聞いた。本書は、そんなエキスパートから引き出した知識と、僕が30万ドル以上を費やして、自分で実験したバイオハックの結果にもとづいている。

どうやらこの本は、10年で30万ドル以上を費やして出した結果を記録していくれているとのこと。

なんとも贅沢な内容です。

一言で本書をまとめると

2週間この本の通りに実践してみてよ!そうしたら毎日0.5kg痩せるから!

と言ってもなんか怪しいことをするとかいうものではない。

ダイエットの一部は、すでに日本でも流行っているケトン式食事法と同様の原理で組み立てられている。 炭水化物(パンや白米、パスタなど)の摂取を減らして中鎖脂肪酸(ココナッツオイルなど)を多く摂取することによって、「糖ではなく脂肪を燃やしてエネルギーに変える有益な状態」をつくりだすというものだ。

本書もケトン体を増やして瘦せ型の体を作ることで痩せる仕組みを作っていきます。
でも完全に炭水化物をとらないというものでもなく、糖質以外は何でも食べて良いわけでもありません。

食べるべき食材とハイリスクの食材がしっかりと根拠を添えて明記されています。
それに沿って2週間本書の言う通りに過ごしてみたら痩せるよってこと。

でも、そんなこと言っても詳細がわからないんじゃ意味がありませんので、簡単に詳細をまとめてみました。

本書の簡単なまとめ

  • 良質な脂肪(ココナッツオイル)は痩せる
  • 夜に炭水化物を少し摂取すると良質な睡眠が取れる
  • カビ毒は脳にダメージを与える
  • フルーツが体に良いは神話
  • 運動は週1がベスト
  • 朝食を完全無欠コーヒにすれば痩せる
  • グラスフェッド食品最強

本書の中でも特に完全無欠コーヒーが話題を呼んでいるようです。

ググってもらったらすぐにヒットします。
もう、いろんな人が実践しまくっているダイエットコーヒーのことです。

これ飲んだら痩せる?なぜなんだ?
では早速本書のレポートです。

朝食は完全無欠コーヒー

この本の醍醐味は完全無欠コーヒーにあると思います。
というか、このコーヒーの印象が強すぎる。

このコーヒーだけで本書の半分は語ることができてしまうくらい著者の思いが詰まっていると言っても過言ではない。

このコーヒーを毎朝飲んだら1日0.5kg痩せるよってことらしい。
もちろんこれだけではないけれど、このコーヒーの威力は相当のもんとのことだ。

完全無欠コーヒーって何?

さっきから完全無欠コーヒーって言ってるけど、普通のコーヒーと何が違うの?ってお思いの人が大半だと思います。

あとり
バターとオイルを混ぜたコーヒーのことです。

え?バターとオイル?

絶対にこの感想になります。
実際に飲んでみるまでは、この感想が続くと思います。

だってバターとオイルですよ?
完全に油まみれやないかって感じですよね。

でもこれにはどうやら秘密があるようです。

まずはバター

バターと言っても普通にスーパーとかで売っているものではありません。
グラスフェッドバターを使用します。

グラスフェッドバターというのは、牧草だけで育った牛の乳から作られたバターということです。
普通のバターは遺伝子組換えで作られた穀物やカビ毒に汚染されたトウモロコシなどを餌にしているようで、牧草だけで育った牛とはわけが違うとのことです。

ジャンキーで育った牛の乳からできるバターもジャンキーということなのでしょう。

ということで、完全無欠コーヒーに使う材料の一つはグラスフェッドバター。
ちなみにスーパーとかでは売ってないので、購入するにはAmazon使うのがベスト。

そして、もう一つの材料はMCTオイルです。

MCTオイルとかこの本を読むまでは聞いたことも発生したこともありませんでした。
どうやらココナッツオイルの上質な部分だけを抽出したのがMCTオイルとのことです。

MCTオイルはケトン体を作るのでダイエットには非常に効果的です。
これはいろいろな本でも書かれていることです。

参考糖質制限は危険?健康になれる?『ケトン体が人類を救う』

僕はもう7年以上も、毎日必ず1杯の完全無欠コーヒーで一日を始め、これが与えてくれるエネルギーと脳パワーを利用して体をハックするかたわら、自らのキャリアを切り拓き、人生のあらゆる分野で成功しつつある。 このコーヒーは脳を復活させ、食物への渇望から解放してくれた。しかも同じことが何万人もの人たちにも起こっている。

実践方法

完全無欠コーヒーを飲むのは朝です。

というか朝食です。

むしろ朝食は完全無欠コーヒーのみです。
これを実践すると驚くほどお腹が空きません。

お昼までこれだけで十分です。
むしろ炭水化物を摂っている方がお腹が空きます。

最終的にたどり着いたレシピは、コーヒーにMCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)大さじ1〜2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1〜2杯を加えること。 材料を混ぜ合わせたら、これまで味わったなかでも最高にクリーミーで、最高においしくて、パフォーマンスを最大化するコーヒーができあがった。「完全無欠コーヒー」だ。

グラスフェッドバターとMCTオイルとカビ毒のないコーヒーをブレンダーで混ぜれば出来上がり。

ただし、コストはめちゃくちゃ高い。

これを長期間実践するのであれば、グラスフェッドバターを業務用でキロ単位で購入しなければならない。さらにキロ単位なので冷凍保存できるものに限られます。

コーヒーがあると考えて、グラスフェッドバターとMCTオイルを業務用で買わなければ一杯200円くらいのコストがかかります。
レシピでは1回分が2杯となっていますのでコストは1回400円ということになります。

グラスフェッドバターが業務用を購入すればコストももう少し落とすことができるのですが、続けるかわからないのに、いきなり業務用には手を出せませんよね。
そうなるとコーヒーがあること前提で1回400円です。

あとり
くっそコスト高いっす・・・。

グラスフェッド食品最強

グラスフェッド食品が最強とのこと。
確かに遺伝子組換えの穀物を与えていると考えたら、牧草のみで育った牛や羊の方が良さそうですね。

ジャンキーなものを食べて育ったものはジャンキーなのだ!ってのがすごい伝わってきます。

まぁ、イメージでもそうだと思います。

ということなので、本書ではグラスフェッド食品が最強だと書かれています。

  • グラスフェッドの牛肉
  • グラスフェッドのラム肉
  • グラスフェッドの鳥が生んだ卵

国産の牛で放牧で育っていても、出荷する30日前には肥やすために穀物を大量に与えたりしているため完全なグラスフェッドではないようです。

国産の牛をスーパーとかで購入するのも結構な値段しますよね。
できるだけ国産を選ぶようにはしていますが、家計上厳しくなったりもしますよね。

ちなみにグラスフェッドの肉もネットでは購入できるようです。
気になる方はググってみてください。
毎回グラスフェッド食品を購入するのはお金持ちじゃない限り無理だと思います。

あとり
卵もクッソ高いですね・・・

この本の効果を確かめるのならば完全無欠コーヒーを飲むしかない

他にも、野菜は基本的にたくさん食べるべきとか、サーモンは完全無欠な食品だよとか書かれています。
しかし、食品って結果が非常に見えにくいものです。

この本に載っている完全無欠の食品を食べることで、みるみる体重は落ち、健康体を手に入れいることができるようですが、効果は見えにくいのが現実だと思います。
そもそも実践するには日本では厳しいよねって思うところも結構ある。

この本を読んで得る情報というのは、限りなく多いと思います。
食材に関しても良いものからリスキーなものまで表を作ってくれており、1つずつ解説してくれています。

この点に関しては、知識的な面で非常に勉強になります。
完全に本書の通りの食生活にするには無理なので、気に留めておく程度にしておかないと、まず外食できませんし、コンビニ弁当なんて無理です。

知れば知るほど食べるものがなくなるというのが現実なのかもしれませんけどね。

結論としては、ちょっと無理をして完全無欠コーヒーを試すことくらいはできるのではないだろうかって思います。
コストはかかるけれども、毎日400円で体重を落とすことができれば万歳しても良いレベルではないでしょうか。

本書の醍醐味であるバターコーヒー。

これを実践しなくてこの本は語れない。

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