「仕事とは一体何なんだろうか。」
私はそう考えながら日々を過ごしています。
決して好きでもないことに対して1日の大半を使い、お金をもらうために時間を使っています。
言い換えれば、家族と自分を養うために仕事をしています。
自分の人生のために仕事をするのであって、決して会社のためなんかではない。
出世も望んでいない代わりに残業も望んでいません。
しかし、現状はとても忙しい部署に追いやられ、残業の日々を送っています。
残業時間は月100時間ほどする月もあったり、淡々と仕事をする身からしてはとても苦痛な毎日を送っています。
そんな中で会った一冊の本を今日はご紹介しようと思います。
仕事は楽しいかね?を購入した理由
なぜか購入してしまった本です。
Kindleストアを眺めていたら目に飛び込んできました。
別に人目を惹くようなタイトルでもないし、絵も平凡です。
しかし、なぜだろう。
私は考える余地もなく購入ボタンを押してしまいました。
「仕事は楽しいかね?」
この言葉を投げかけている人は、仕事が楽しくなさそうな人に対してな気がします。
私もこの言葉に魅了されて購入ボタンを押してしまった一人です。
「楽しいはずないだろう」
そう心に訴えながら、しかし何か希望を与えてくれるのではないだろうかという期待を胸に本を読み始めました。
読んで思ったこと
サラリーマンである人の多くは与えられた仕事をこなすことが自分の役割です。
できるだけ失敗はしないように仕事をこなしているのかもしれません。
あくまで私の場合はそうでした。
しかし、この本では「トライしろ!」と言います。
与えらえた仕事の中で何にトライして良いのかわからないし、失敗するくらいなら今までどおりで良いと考えていました。
僕たちはね、失敗するのを怖がりすぎて、 それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。
まさにこれは自分のことで、心を見透かされた気分になりました。
私は仕事に対して挑戦もしてこなかったし、できるだけ日々温和に過ごしたかったのです。
「きみはたぶん何十もの素晴らしいアイデアに、目の前を通り過ぎさせてきてしまっていると思うよ。新しい考えを受け入れるのは、簡単じゃない。実際、僕たちの文化では、〝一つのことに集中している〟のがよいとされているしね」
トライしないということは、何かをつかもうとしていないこと。
つまり目の前に宝物が落ちていてもそれに気づかない状態だということ。
すごい心を動かされました。
せっかくの良いものを見ようともしていなかったこと。
そして自分の大切な時間を消耗していたのかという思いが少し心のどこかで湧き始めました。
何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。学ぶべきことが何もなかった場合は、その前にしていたことに高い価値をおくべきだってこと。
何かにトライしてみることに意味がないことはない。
わかったようでわからないけど、今まで目を背けていたことにも目を配ろうと思いました。
「ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。その結果言えるのは──彼の言葉をそのまま繰り返すと──〝完璧とは、ダメになる過程の第一段階〟ってことだ」
そして完璧なものなんてない。いつでもどこでも挑戦ができるということが本書では書かれています。
この本が素晴らしいところの一つとして成功者の成功過程の例が豊富なことです。
どれを読んでも刺激になります。
コカコーラができた理由を知っていますか?
リーバイスが売れた理由を知っていますか?
本当に多くの成功者の成功過程を知ることができます。
これだけでも読む価値はあります。
今まで後ろ向きだった姿勢が少し前を向いて仕事に向かえるようになりました。
こんな人に読んでほしい
仕事が楽しくないと思っている人。
仕事に意義をみいだせない人。
そして、失敗を恐れて何もしてこなかった人。
この本を読んだからといって一発逆転とまではなりません。
しかし、自分の思考に少しだけスパイスを与えてくれることに間違いありません。
いろいろな例や言葉を浴びることによって脳は活性化します。
私の場合は仕事に対しての向き合い方が変わりました。
仕事に対してのちょっとしたスパイスを味わってみてはどうですか?
人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ
うん。ごもっともです。
この言葉って多くの人に当てはまるのではないでしょうか。
少なくとも僕の心にはズドンと刺さりました。
仕事は楽しいかねが長い間ベストセラーになっている理由は読んだら分かります。
ちなみに"仕事は楽しいかね"はKindle Unlimitedで読むことができます。
今なら30日間無料体験ができますので、無料で読んでみてはいかがでしょうか。