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よい油がパフォーマンスを変える!悪い油との違いとは『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』

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『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』を読みました。

キャッチフレーズは「年収が1.5倍アップした」「1ヶ月で8キロ痩せた」「うつ病が改善した」というものです。

そして、これが食事を変えるだけで起こった変化ということですからすごいことですね。

明日の自分の体は食事から作られるということ。
やはり食事はかなり大事なのです。

これから本書でお伝えするのは、私自身に起きた奇跡、そして私の何万人ものクライアントたちが体験した奇跡の内容とその方法論です。

著者自身が体験済みということだけでなく、多くのクライアントもその方法論で奇跡を得たというのですからね。

  • 砂糖を控えること
  • 良い油を積極的に摂ること

本書ではこの2つのことを軸に話が展開してきます。
あらゆるパフォーマンスを劇的に高める方法はこの2つを実践していくことにあります。

それでは、なぜこの2つのことがあらゆるパフォーマンスを高めるのかを見ていくことにしましょう。

① 砂糖を控えること

まず、パフォーマンスを向上させる方法論の一つに砂糖を控えることとあります。
砂糖を控えることがなぜパフォーマンスの向上につながるのでしょうか。

シュガーバーニングとは糖質をエネルギーとして使う糖質燃焼型のことです。
ファットバーニングとは脂肪をエネルギーとして使う脂肪燃焼型のことです。

そして、多くの人が糖質燃焼型であるシュガーバーニングなのです。
特に日本人はお米が主食なのでほとんどの方がシュガーバーニングになります。

要するに、糖質制限をして脂肪をエネルギー源として使える体になりましょうということです。

ケトーシスの状態と同じことが言えそうですね。

ファットバーニングのメリット

ファットバーニングのメリットですが、裏を返せばシュガーバーニングのデメリットでもあります。

  1. 心臓病や脳血管障害、がんの発生率が飛び抜けて低い
  2. 虫歯になりにくい
  3. 内臓機能の安定によるパフォーマンスの向上

まず、1の心臓病や脳血管障害、がんの発生率が飛び抜けて低いという数字ですが、これはイヌイットの人たちの特徴です。

さらに、アマゾンの熱帯地域でも糖質を摂らない生活をしている人たちはほとんど病気に悩まされずに生活をしてきたと言います。

2の虫歯に関しても研究結果ですが、発展途上国で炭水化物が輸入される前は虫歯がない生活を送っていたとのこと。
そして、炭水化物が輸入されるようになり、虫歯に悩まされるようになったとのことです。

最後の3ですが、こちらは糖質を摂らないので血糖値が上がりません。
そのおかげでインスリンが分泌されないので、血糖値の乱降下を防ぐことができますので、内臓機能に負担をかけることがありません。

お昼ご飯を食べた後に眠くなるのは、インスリンが分泌して血糖値が乱降下して内臓に負担をかけているからなんです。

逆に、糖質を摂らなければ、血糖値が上がりませんので眠気はきません。
お昼を食べたら眠くなるという人は糖質を抜いてみてください。

また、エネルギー源は脂質タンクから安定的に供給されるため、常にベストの状態を作ることができるのです。

記憶力がさえ、集中力が衰えず、疲れを感じることなく、病気にもならない。それらはすべて、「シュガーバーニング」から「ファットバーニング」へと体のシステムを切り替えることができたからです。

糖質をおすすめしない理由

1万年前の人類が摂っていた糖質は、1年間でわずか小さじ22杯だったと言われています。それが、今では1年間で約63キロ、小さじ21万1400杯もの糖質を摂っているのです。

こんな風に小さじで表現されると、昔に比べるとものすごい量の糖質を摂るようになったということがわかります。

  1. 血糖値の乱降下
  2. レプチンの分泌が少ない
  3. AGEが(終末糖化産物)に変化する

先ほどもありましたように、糖質を摂ると血糖値が上がってしまいます。
そして、インスリンが分泌されて血糖値が下がるというように内臓に負担をかけている状態になってしまいます。

さらにレプチンという満腹ホルモンの分泌が少ないため、まだまだ食べれるという感覚に陥って食べすぎる可能性があります。
ちなみに脂肪やたんぱく質の方がレプチンは分泌されやすいです。

そして、糖質はAGEという細胞を攻撃し炎症を引き起こす物質に変化する可能性がある。
このAGEは様々な病気の引き金になっていると言います。

要するに、糖質を摂ることでこれだけのパフォーマンスが落ちてしまうのです。

確かに糖質は、即エネルギーに変換されるので運動前や後には補給しておきたいところですが、それは僕たちが考えるよりもずっと少量でよいのかもしれない。

② よい油を積極的に摂ること

僕たちが摂取することができる油には良いものと悪いものがあります。
良い油を摂ることでパフォーマンスが向上しますが、逆に悪い油を摂るとパフォーマンスの低下どころか病気まで招いてしまうのです。

悪い油をとり続けることで、体は慢性的に炎症を起こします。
慢性的な炎症が病気へと繋がっていくのです。

病気へのスイッチを入れるの鍵は細胞膜であり、細胞膜が悪かったら病気(がん)が発生するという研究結果もあります。
そして、細胞膜が何から作られているのかというと、僕らが摂取している油です。

つまり、良い油を摂ると炎症を防ぎ、病気を予防することができると言います。

よい油と1日の摂取量

結果から記載します。

良い油

  • ギー(グラスフェッドバター)
  • バージンココナッツオイル(MCTオイル)
  • エキストラバージンオリーブオイル
  • 亜麻仁油(ヘンプシードオイル)

こちらが本書で良い油とされているものになります。
確かに、体に良いと言われている油になりますね。

1日に男性なら大さじ一杯(15g)を8〜10杯。
女性なら6〜8杯摂るのが理想とされています。

完全無欠コーヒー(バターコーヒー)でもおなじみのグラスフェッドバターとMCTオイルももちろん体に良い油とされています。

ちなみに、ココナッツオイル( MCTオイル)は中鎖脂肪酸を摂取できるので体の中でケトン体を作り、ファットバーニングを加速させます。
まさに痩せる油ですね。

ココナッツオイルの良い部分だけを集めたのがMCTオイルになります。要するにココナッツオイルの進化版がMCTオイルと思っていただければオッケーです。
ケトン体を作るためには、もちろんMCTオイルの方が効果的です。

関連記事激やせすると噂の完全無欠コーヒーの作り方と効果とは?!

グラスフェッドのギーは日本のお店では手に入りにくいので、Amazonで売っているのはありがたいですね。
グラスフェッドバターも日本のお店にはほとんど見かけることはありません。
こちらもAmazonにあるので助かってます。

悪い油とは

悪い油

  • トランス脂肪酸
  • 加工された油
  • GMO(遺伝子組換え)の原料を使った油

これらの油は悪い油です。

トランス脂肪酸はマーガリンショートニングに含まれています。
加工された油は、サラダ油キャラーノ油などの植物油であり多くの加工処理を重ねているものになります。

そして、GMOの原料を使った油といえばコーン油ですね。

ラッドは遺伝子組換えをしたトマトを餓死するまで口にしなかったといいます。

ラッドは本能的に食べるものではないと感じたんでしょうが、僕らは何も考えずに摂取しています。

さらに、熱を加えることでトランス脂肪酸が発生しますので、トランス脂肪酸が発生しないギーやバター、ココナッツオイルなどを炒め物でも使うことが推奨されています。

普段使っている油に関しては見直すべきところが非常に多かったなと思います。
僕はバターコーヒーを毎日飲んでいるだけで、料理で使っている油は加工された油だったりしますので、まずは油から見直していくべきだなと感じました。

さらにベストなパフォーマンスを発揮するために

砂糖を控えること良い油を摂るということを実践するだけでも今まで以上にパフォーマンスの向上は見られるようですが、さらに加速させる方法があるといいます。

1日に摂取する食事は8時間以内にし、残りの16時間は水以外口にしないというプチ断食です。

こうすることでファットバーニングへの切り替えがより確実なものになり加速させる方法とのことです。

そして、21日間続けることによって体は劇的に変化するとのことです。

人の体は1ヶ月以内で変化することができるということです。
21日というのはちょうど習慣化に必要な日数でもあります。

決して実践できない内容ではなく、誰しもが簡単に始められることです。
この3つの本に共通しているのが、完全な糖質制限はうながしていないことです。

どの著者も日本人ではありませんので、主食や習慣は違います。
僕たち日本人の主食はお米であり、それは糖質を十分に含んでいます。

本書の意味しているのが砂糖を控えるということですので、完全に糖質を摂取しないということではありません。
あくまで控えるということです。
主食がお米ということで、糖質を摂取しないということは非常に難しいと思います。
完璧を求めすぎることなく、実行してみるくらいの感覚の方が、続けやすいのかなと思います。

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