書店に行けばいつも目につく筋トレの本があります。
それがこれ。
『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』
とにかく、面白おかしく筋トレが最強のツールであることを永遠と語っていくというのが本書の中身です。
筋トレすることに疑問を持っている人に読んでもらいたい本ですが、そもそも筋トレに疑問を持っている人が筋トレ本なんて手に取ることはないと思うのでちょっと残念です。
これから筋トレをしようと始めようとする人が読むと、非常にモチベーションが上がるので、どちらかというと、筋トレしている人よりもこれから始める人向けの本だと思います。
ちなみに、具体的な筋トレの内容については、ほとんど触れていないので、筋トレの仕方を勉強したい人むけではありません。
あくまで、筋トレの素晴らしさを永遠と語っているという本という感じで捉えていただければと思います。
今回はその一部を紹介してみようと思います。
筋トレしたら悩みも全部吹っ飛ぶから筋トレしろ!
筋トレが最強のソリューションである理由
そもそもなぜ筋トレが最強のソリューションなのかというところですが、著者はこう言います。
正しい努力の仕方や成長するコツ、苦境でも折れないメンタル。強いカラダ。そのすべてを教え、与えてくれるものは筋トレ以外にないと断言しよう。
まず、正しい筋トレを行わないと筋肉がつかないので、結果が見えません。
結果が見えているというとは、正しい筋トレができているということ、そして限界突破するメンタル、継続する意思があったということです。
限りない努力→マッチョ
マッチョであるということは、並外れた努力があったんだろうなって多くの人もわかると思います。
ちょっと筋トレをしたことがある人ならなおさらだと思います。
マッチョである事は
① 筋トレで身につけた根性
② 一つの事を続ける継続力
③ 食欲をコントロールする自制心
④ 健康管理能力
⑤ タイムマネジメント能力
⑥ 高テストステロン(支配欲、積極性)
⑦ 筋トレを理由に残業を断る可能性(大)を証明する。
確かに上にある①〜⑥までの能力が高いことは証明できます。
そう、マッチョなら。
むしろどれか一つでも欠けるとマッチョになれない。
自分をコントロールする力がずば抜けて高いという証明でもあります。
筋トレをライフワークとする意義
① 毎3時間の栄養補給
② 週4回のトレーニング時間の確保
③ 超回復に必要な睡眠時間の確保等タイムマネジメント能力が不可欠なため、生活や仕事に組み込む事によりメリハリがつく。
生活にメリハリをつけることができる。
つまり、自分をしっかりとコントロールできているということ。
筋トレをしてマッチョであるということは、このような能力が高いということを体で証明していることになります。
という感じで筋トレが素晴らしいよっていうのを他の面からもアプローチをかけてくれます。
勉強になるというよりは笑ってモチベーションを上げることができるという感じです。
共感した部分
この本読んでたら「うわー、マッチョになりたいわー」って思うようになります。
そう思わせてくれる言葉が多いんですよね。
筋トレが作る全能感
上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れると思うと得られる謎の全能感
これ見たときはさすがに笑った。
そして、確かにと思ってしまった。
上司を力で葬り去ることはないと思うけど、葬れる力があればなんか余裕感が出るような気もします。
馬鹿らしいけど、的を得ていると思います。
素晴らしい。筋トレ最高。
幅を広げろ
100点ではなく80点を目指す事。0→80点にするのと80→90点にするのには同程度の労力がかかる。90点から先は才能。80→90点にするために時間を費やしても90~100点の天才には敵わん。様々な分野で80点を目指す方が遥かに利口だ。才能なくても戦略練って時間を有効に使えば勝てる。
これにも納得。
手広くやっていこうってことですね。
ホリエモンも推奨している多動力。いろんなことを手広くやっていかなければならない時代です。
80点取れることがたくさんあるとそれが自分の武器になりますからね。
いろんなことに手を出すことは非常に大切だなと思います。
でも、この部分筋トレ関係なくね・・・w
筋トレは全てを手に入れる
何か物足りないと感じているそこの君! 断言しよう。足りてないのは筋肉だ。筋肉を手に入れる過程で自信、健康、知識、仲間、成功、根性、品格、社交性、彼女っぽいもの(ダンベル)、自制心、タフなメンタル、趣味、親友っぽいもの(バーベル)すべてが手に入る。探せ!この世のすべてをジムに置いてきた!
筋トレをする過程で多くのものを手に入れることができるのはなんとなく理解ができます。
その中でも、彼女っぽいものがダンベルで、親友っぽいものがバーベルって・・・w
筋トレ→知識→健康→マッチョになる→根性→自信→社交的→成功
自信はまでは確実に手に入れることができそうだ。
終わりに
この本の感想をと聞かれたら面白かったと答えるだろうと思います。
ギャグ的要素も含んでいますので、読んでいて飽きないです。
そして何より、筋トレがしたくなるんですよ。
本書を読む上で、これが一番大きなメリットだと思います。
今までは筋トレがしたくなるような本には出会ったことがありませんでした。
筋トレの仕方の本は読んだことがあっても、筋トレしようぜって本は読んだことありませんでした。
これを機に筋トレを推奨する啓発本を探してみましたが、数は結構少ないです。
筋トレしている人は仕事ができるとかそういう感じの本が多いですが。
それにしても大きな刺激を受けることができますので、暇つぶしがてらに読んでみると面白いかもしれません。